日本人会イベント@タイ伝統操り人形劇
【訪問日】2018.5
【費 用】400Baht/2人
【時 間】1.5hour
【場 所】日本人会別館
日本人会のイベントとして操り人形劇があり、今回のこういう機会が無ければ、おそらく見ないかもなーと思いチケットを購入!
セリフは無く表情で見ていくので旅行の際や、帰国までに一度見ておいてもよさそうでした。
アクセス
今回のイベントは日本人会別館でした。
フジスーパー3号店横から入り、シティリゾート1階にあります。
劇場もあるんだって
先にお伝えしておくと、劇場ができたんだそうです。
それが、観光スポット!
アジアティークに。
http://www.asiatiquethailand.com/attraction.php
HPを見ると確かに掲載されていました。
先週オープンしたばかりで、詳細はあまり出ていないようなのですがお話によると、駐車場入り口そばのレストランの2階に劇場があり、金土日の19時から行っている様です。
アジアティークはこちら。
見る前に…
今回の人形劇のお話はラーマキエン物語でした。
そもそもラーマキエン物語とは、ラーマヤナという大元のお話を少しタイ版に変えている部分もあるようですが、内容的にはよく似ているんだそう。
アジアの広範囲で語り継がれていて、日本で言う桃太郎ぐらい有名なお話なんだそうです。
このお話の流れをすこーしだけ、カンボジアのアンコールワットに行った時に通訳さんに教えてもらっていました。
ラーマヤナ物語
lagulagu.jp
ラーマキエンの話をまとめているサイトがなかなか見つからなかったので上を参考に…。
ワットプラケオの回廊に壁画が描かれているので、こちらのお話を読んでから行かれると分かりやすそうですね。
驚きだった操り方
最もおどろきだったのは、1体の人形を3人がかりで操るんだそうです。
右側の人は、左手と頭を
真ん中の人は、足を
左側の人は、右手を
動かす役割があるということも説明してくださいました。
しかも、人形がするダンスや動きを自分自身もできないと人形を操らせてもらえないんだとか。
みなさんすごく練習に練習を積み重ねてきたんだろうなというのがわかるぐらい3人が全く同じ動きができるのです。
しかも!!
劇団に入ってすぐに、その人の動きを見て、何の役割ができるのかを見極めていくとのこでした。
こちらは劇の一場面
「幻の人形劇」
人形劇前には、こちらの劇団の成り立ちも聞かせてもらいました。
こちらの人形劇は幻の人形劇と呼ばれた時期もあったんだそうです。ずいぶんと長い間、この人形劇を見ることができなかったところ、1985年にサコーン氏がタイ政府観光局の依頼で人形を作ったのがはじまりで、それ以来、家族みんなで人形劇を復活させ、現在までつなげてきたというお話を聞きました。
いまでも9人の兄弟や親せきを中心に劇団を守り、お弟子さんをかかえ劇を行っているんだそうです。
サコーン氏は1994年にナショナルアーティストと言われる日本で言う人間国宝にも選ばれましたが、2007年に85歳で亡くなってしまいました。
ちなみに、こちらの写真はそのサコーン氏の蝋人形と登場するお人形達。
ずっと本物の人だとばかり思っていましたよ。
なかなか触れることのなかった世界をほんの少し見聞きできたことに満足感を感じました。
こういう苦労や操り方まで教えてもらえたことが興味深くおもしろかったですね。
アジアティークでは、ラーマキエン物語ではなく、別のお話の様なのでまたそれも面白そうですね。